
〜不況や土壇場に強いランチェスター戦略について〜

平成21年2月20日(金)
午後6時30分
あさか野会館にて
・不況や土壇場に強いランチェスター戦略について
・経営を構成する8つの戦略的項目について
・厳しい経済環境での経営改革手法について
講師:大内 清
【経営塾の内容】 |
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不況や土壇場に強いランチェスター戦略について
(1)ランチェスター法則の原点とは
第一次世界大戦中にイギリス人のフレデリック・ランチェスターが
戦争時の力関係を考えているときに「ピタゴラスの定理」にヒント
を得て、ふたつの法則を発表したことが原点となっています。
第一の法則 (攻撃力=武器性能×兵力数)
接近戦、一騎打ち→弱者の戦略
弱者の戦略とは・・・戦争では、刀や槍などで1対1で戦い、
ごく狭い地域で接近して戦う一騎打ち戦をしたときに成立する。
第二の法則 (攻撃力=武器性能×兵力数の2乗)
間隔戦、空中戦→強者の戦略
強者の戦略とは・・・武器性能や兵士の力が同じなら、攻撃力は
兵士の数の2乗に比例する。近代戦のようにミサイルなど射程距離が
長く、双方が離れて戦ったときに成立する。
(2)経営にランチェスター法則を応用

第一の法則(弱者の戦略)
局地戦・一点集中・接近戦・一騎打ち・陽動作戦
第二の法則(強者の法則)
広域戦・総合戦・遠隔戦・確率戦・誘導戦
ランチェスター戦略の要点
→経営目標を効率的に達成させるための
全社的なやり方、智恵や作戦
*商品・サービス・地域・接客手法などでNo.1
*No.2は、No.1との戦いはさけ、No.3,No.4と戦う
*一点集中主義
(3)ランチェスター戦略が不況や土壇場に何故、強いのか
戦争や商売で勝つための原則ルールが多く盛り込まれている。
世の中の99%の会社が弱者であるため、弱者の戦略を徹底実践すれば
不況の中でも生き残れる可能性が高くなる。
〔弱者なのに、強者の戦略を採用し、不況の波に呑まれている例も少なくない〕
業績が落ち込んだとき、商売の原点にもどり改善策の手掛かりを
掴むのが容易である

以上、ランチャスター戦略のほんの入り口に触れてみました。
ランチェスター戦略の基本を学ぶ
↓
そして実践に!
ランチェスター戦略を学ぶことは簡単です。
問題はこのランチェスター戦略をどうビジネスに活用していくのかです。
以下詳細については、セミナー等で
ご説明させていただきます。

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当日は30名を超える方にご参加いただきました。
誠に有難うございます。
経営塾の中で紹介した竹田陽一先生の著書『1枚のはがきで売上げを
伸ばす法』から
“多くの会社からモノを購入したときその購入に対しての
お礼のはがきはめったにこないもの”という例題をあげられました。
お客様にモノを購入していただいたときに、お礼状を出す。
こういうことは、確かにやればいいのは分かっていても中々やれない。
もしくは一度や二度で終わってしまうことの筆頭ではないでしょうか。
これを実践し、継続していくことが難しく、並大抵ではありません。
弱者の戦略は、人のやらないことをコツコツとやり続ける、地道な努力がいります。
動かずには状況は変化しません。




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ホット・ブレーン(株)は地球温暖化防止国民運動、チャレンジ25キャンペーンに参加し、積極的に取組んでおります。 |